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プレイベント第一弾 公開シンポジウム「文化と地域社会−高知の可能性—」を開催しました

2016.03.16
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3月6日、高知城歴史博物館のオープン1年前プレイベント第一弾として公開シンポジウムを開催しました。
(博物館は建設工事中のため、今回は隣接する高新文化ホールを会場に、進行は高知放送RKCアナウンサー村山佐織さんの司会で行いました)

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第一部の講演会では、県外から二人のゲストにご登壇いただきました。
まず、国立民俗学博物館名誉教授の端信行氏が「地域創生時代と文化政策」というテーマで、戦後から現在に至るまでの文化政策の流れと文化の概念の広がりについてお話しいただきました。

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また、これからの博物館の役割や地域との関係づくりへの期待とともに、人々の暮らしの質を高めるのは文化政策であり、文化政策が地域をつくるという力強いエールをいただきました。

続いて、吹田市立博物館学芸員の五月女賢治氏が「ミュージアムと地域社会―地域博物館史と小規模ミュージアム連携―」というテーマでお話いただきました。
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博物館が地域の様々な人々や組織等と連携、交流することで、まちの歴史や課題の発見、解決へとその活動が広がる可能性について、事例をもとにお話くださいました。
一方で、博物館の役割が多様化する中においても、基本活動である調査、研究が核となる、という先進的な活動に取り組まれる現場の学芸員ならではの実際的なお話をいただきました。

第二部の公開座談会では、講演会のお二人に加えて、県内から商店街、地域文化行政、マスメディア、お寺、文化施設といった各分野の方々に登壇いただきました。
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地域の暮らしの中にある文化の魅力、博物館と連携することによる地域づくりへの期待、人口減少により衰退へと向かう伝統文化の支援など、多彩な視点から活発な意見が交わされました。

1年後の開館に向け、今後も様々な方々との意見交換の機会を継続していきたいと思います。

式次第(PDF)

(投稿者:o)

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