展示
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よみがえる山内家資料の美と歴史 ~伝統の技がなす文化財修理の世界~

予定
職人の手仕事によってつくろいなおされた山内家資料を一挙公開

2021/03/20 - 2021/05/18

貴重な文化財を次世代に引き継ぐために欠かせない作業の一つ、それが修理です。本展では近年修理を行った山内家資料の中から書画や刀剣、古文書などを展示し、その成果とともに今日の文化財修理の理念や修理を支える職人らの卓越した伝統の技に迫ります。普段は決して目立ってはいけない奥深い文化財修理の世界をご堪能ください。
開催期間 2021/03/20 - 2021/05/18
観覧料 700円(常設展含む)(団体20名以上560円)
■高校生以下は無料
■高知城とのセット券/900円
*高知県・高知市長寿手帳所持者は無料
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳所持者と介護者(1名)は無料
●観覧券は当日のみ有効です。

展示の見どころ

文化財の修理をテーマにした、初めての企画展
よみがえった山内家資料とともに、受け継がれる伝統の修理技術や材料、道具の数々にも注目します。

 

過去から現在へ

まもり、つたえる-人びとの営み-

日本には数多くのすばらしい文化財が、残されています。
昔の人々は、それらをどのように守り、伝えてきたのでしょうか。
日本ならではの保存方法、そして当時の人々の修理に対する考え方、繰り返される修理とその動機、守り、伝えてきた歴史をひもときます。


虫干しの文化
『東都歳時記』より「寺院什寶曝涼」
斎藤月岑編・長谷川雪旦ほか画・天保9年(1838)刊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


守り伝えた義経の兜の教え
二十四間星兜鉢(伝義経の兜) 鎌倉時代後期(14世紀)

 

 

現在から未来へ

美をひきだす-刀剣修理-

機能美の最高峰と呼ばれる日本刀。それを連綿と守ってきたのが研ぎ師の存在です。現代の研ぎ師の仕事ぶりから長い歴史の中で築き上げてきた伝統の研磨技術を紹介します。

 

 

 

 

刀 銘 土州住藤原則房 於武州作之 江戸時代前期(17世紀)
平成23(2011)年度修理

 

 

つくろい、なおす-装潢(そうこう)修理-

古今の優れた名品を千年以上にもわたり、つくろい、なおし続けてきたのが装潢の技術です。糊と紙を操り、作品に表現された世界を壊さずに伝える現代の装潢師の技を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伝劉敔「売貨郎図」 明時代(16世紀)
平成28(2016)年度修理

 

 

 

 

 

 

 

 


修理後初公開
住吉広守「群鶏図」 江戸時代中期(18世紀)
平成27(2015)年度修理

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

修理後初公開
良尚親王「百人一首」 江戸時代前期(17世紀)
令和元(2019)年度修理

 

 

装いをつむぐ -染織修理―

年月とともにもろくなる染織品。どのようにして装いの形を保ち、伝えていけばよいのでしょうか。最善の修理方法を目指し試行錯誤を続ける染織品の修理を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鳥毛横筋に雲文様陣羽織 江戸時代後期(19世紀)  10代藩主豊策所用 
平成27(2015)年度修理

 

 

もののふの心 -甲冑修理-

所用者の思想や心理、趣味趣向までもうかがい知ることができる甲冑。その時代の美術工芸の技術とともに武士の心とその文化を後世に伝える甲冑師の仕事ぶりを紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

萌黄糸威胴丸具足 桃山時代-江戸時代前期(16-17世紀)  2代藩主忠義所用 
平成29(2017)年度修理

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


修理後初公開
黒糸威溜塗胴丸 江戸時代(17-19世紀)
平成29(2017)年度修理

 

 

匠の技をつなぐ -調度品修理-

江戸時代の最高の工芸技法と材料によってあつらえられた大名家の調度品。能面と漆工芸品をとおして、匠の技を伝えていく修理の現在を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝顔蒔絵螺鈿沈箱 江戸時代後期(19世紀)
平成28(2016)年度修理

 

 

その他のみどころ

職人の仕事場を再現!!

書や絵画を修理する装潢師と、刀を研ぐ研ぎ師の仕事場を再現。道具の展示とともに職人の息づかいを体感ください。

 

土佐和紙が文化財を守る!!

書や絵画、古文書などの修理に欠かせない土佐和紙の伝統技術。修理用和紙の製作に携わる人びとや機関にスポットをあて、パネルで紹介します。

 

 

主な展示資料

  • 刀 銘 國貞 元禄八乙亥年八月日 元禄8年(1695) (平成23(2011)年度修理)
  • 薙刀 銘 (表)桑山助秀慎鍛之(裏)文化二年二月日 文化2年(1805) (平成30(2018)年度修理)
  • 石里洞秀筆「隅田川之図」 江戸時代中期 (平成23(2011)年度修理)
  • 呉春筆「赤壁賦図」 江戸時代後期 (平成28(2016)年度修理)
  • 緋羅紗地大に渦巻文様切付陣羽織 毛利勝永所用 桃山-江戸時代初期 (平成27(2015)年度修理)