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企画展 見性院没後400年 山内一豊と見性院

終了
戦国から江戸、転換期を生きた二人の物語

2017/07/07 - 2017/09/04

平成29年(2017)は、土佐藩初代藩主山内一豊の妻、見性院の没後400年にあたります。
これを記念して、二人にゆかりの資料を展示し、著名な逸話やエピソードなども織り交ぜながらご紹介します。
山内一豊と見性院に関する主な資料が一堂に会するまたとない機会です。
ぜひこの機会に、二人にゆかりの資料の数々をご覧ください。
開催期間 2017/07/07 - 2017/09/04
休館日 なし
観覧料 ■観覧料 700円(団体20名以上560円)
■高知城とのセット券 890円
※高校生以下は無料
※高知県・高知市長寿手帳所持者は無料
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳所持者と介護者(1名)は無料

●観覧券は当日のみ有効です。(年間観覧券は除く)
備考□7月14日(金)~17日(月・祝)は21:00まで開館延長します。
□8月11日(金・祝)~16日(水)は8:00に開館します。

展示の見どころ

主な展示資料

①山内一豊と見性院、夫妻の肖像画(江戸時代)

江戸時代の初め、没後まもなく描かれた二人の肖像画。夫婦向かい合う形で描かれています。

 

 

山内一豊と見性院、夫妻の肖像画 江戸時代

②見性院書状(江戸時代)

見性院が二人の養子で、土佐藩2代藩主となった忠義に送った書状。
夫の死後、京都へ上洛した見性院と秀吉の正室高台院(北政所)との交流も知られる政治的にも興味深い書状です。

見性院書状(2代藩主山内忠義宛)江戸時代

③山内一豊所用 陣羽織(黒羅背板地日輪鍋蓋文切嵌陣羽織)(桃山時代)

一豊が使っていた陣羽織。
黒地に赤で格好よく決めて、背中には日輪のなかに、鍋蓋文様がアップリケされています。

 

黒羅背板地日輪鍋蓋文切嵌陣羽織 山内一豊所用 桃山時代 (くろらせいたじにちりんなべぶたもんきりはめじんばおり)

④高知城三ノ丸丑寅櫓欄干柱(伝浦戸城欄干柱)(伝桃山時代)

もとは長宗我部元親が築いた浦戸城の欄干柱だったとの伝承を持つものです。
素朴な風合いのなかに、時代の雰囲気をよく伝えています。

高知城三ノ丸丑寅櫓欄干柱(伝浦戸城欄干)伝桃山時代 (こうちじょうさんのまるうしとらやぐららんかんばしら)

⑤槍(銘 来源国俊)(戦国時代)

天正10年(1582)の中国攻めの際、一豊が敵将から奪い取ったという逸話を持つ槍。
一豊の武勇を物語る遺品です。

槍(来国俊)山内一豊所縁 戦国時代

⑥黒糸威七十六間小星兜(桃山時代)

山内家家臣団の正月恒例行事である馭初にゆかりのある遺品。
遠江掛川時代に、一豊が家臣の祖父江氏に与えたものです。

黒糸威七十六間小星兜 山内一豊所縁 桃山時代

⑦一字書「神」 伝山内一豊筆(桃山時代)

署名に「伊右衛門」とあり、一豊の筆と伝わる書です。

一字書「神」 伝山内一豊筆 桃山時代

⑧豊臣秀吉朱印状(山内一豊・中村一氏宛)(桃山時代)
 豊臣秀次朱印状(山内一豊・松下之綱宛)(桃山時代)

一豊は長く秀吉の家臣として、またその命により、秀吉の甥秀次の宿老として活躍しました。
そのような一豊の経歴を物語る、秀吉と秀次からの朱印状です。

豊臣秀吉朱印状(山内一豊・中村一氏宛)桃山時代 天正15年(1587)/豊臣秀次朱印状(山内一豊・松下之綱宛)桃山時代 天正19年(1591)

関連企画

①特別講座

題 目:「見性院の生涯とゆかりの品々」
講 師:横山和弘(高知城歴史博物館 副館長兼企画課長)
日 時:平成29年8月26日(土)午後2時から午後3時30分
会 場:高知城歴史博物館 1階 ホール
定 員:80名
参加費:無料
お申し込み方法
 電話・ハガキ・FAXのいずれかにて、8月12日(土曜日)までにお申し込みください。
 お申し込みの際に、名前・住所・電話番号・企画展特別講座申し込みの旨をご連絡ください。応募者多数の場合は、抽選とさせていただきます。(抽選結果は、参加券の発送をもって代えさせていただきます。)

 

②学芸員による展示解説

日時:7月16日、8月6日・20日
   いずれも日曜日、午前10時から10時30分(約30分ほどを予定)
会場:高知城歴史博物館 1階 ホール
*お申し込みは不要です。