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星を見る人 ~日本と土佐の近世天文暦学~

開催中
江戸、大坂・京都、そして土佐。 遠くて近い日本の各地から星を見て、語らい、暦作りに情熱を傾けた科学者達の物語。

2019/06/28 - 2019/09/02

江戸時代は前近代の日本史上、最も天文暦学が発展した時代です。そしてその先駆者であり、800年ぶりの改暦事業を成し遂げた渋川春海(しぶかわはるみ)の愛弟子には、土佐南学者の谷秦山(たにじんざん)(重遠)がいました。
土佐と江戸、遠く離れた地で同じ空を見上げ、手紙を通じた交流を続けた2人。その心を受け継いだ川谷薊山(かわたにけいざん)ら後世の学者達もご紹介しながら、江戸時代日本と土佐の天文暦学史をひもときます。
開催期間 2019/06/28 - 2019/09/02
休館日 なし
観覧料 観覧料/700円(団体20名以上560円)
高知城とのセット券/890円
*高校生以下は無料
*高知県・高知市長寿手帳所持者は無料
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳所持者と介護者(1名)は無料
備考 7月12(金)~15日(月・祝)は、「高知城夏の夜のお城まつり」の開催にあわせて、21時まで夜間開館延長。(展示室への最終入室は20時30分まで)

展示の見どころ

土佐の天文暦学者にスポットを当てた、初めての企画展。
 
日本天文学史を語る上で欠かせない一級資料とともに、日本と土佐の科学史をひもときます。

意外にすごい、土佐の天文暦学者達。

日本の天文学史を語る上で、土佐藩の学者達は表舞台には登場しません。
けれども、どこかで必ず、チラリと彼らは登場します。
800年ぶりの改暦を成し遂げた渋川春海の愛弟子・谷秦山や、麻田剛立らと交流を持ち、独自に観測・暦算を行った川谷薊山・片岡直次郎。
土佐にいるからこそ、彼らは観測ネットワークの重要なポイントとなり得たのです。

ほとんど誰も知らない、でも実はすごい。

学問の発展を水面下で支えた、縁の下の力持ちをご紹介します。

貞享暦(渋川春海写/谷秦山贈呈本) 高知城歴史博物館蔵

薊山星図 高知市民図書館蔵

渾天儀 高知城歴史博物館蔵

300年以上昔にあった、熱血通信添削。

谷秦山(たにじんざん)は、天文学修行を志して藩外への留学を願い出ましたが認められず、幕府天文方の渋川春海に手紙で弟子入りし、文通による指導を受けました。
江戸と土佐を往復した手紙の文面からは、師弟の深い信頼関係、2人の学問にかける情熱が伝わります。
本展では秦山が大量に残した手紙の中から、天文暦学関係の物を厳選してご紹介します。

天柱密談 高知城歴史博物館蔵

暦算問目(部分) 高知県立図書館蔵

★初公開 谷秦山書状 渋川春海宛 高知県立大学蔵

日本の天文暦学史もしっかりカバー。

そもそも江戸時代に天文学が発展したのはなぜでしょう?
17世紀以降、ヨーロッパ諸国で進んだ科学と技術の近代化。その発展の波は、鎖国していた日本にもじわじわと伝わり、科学者達の知的好奇心を刺激しました。
新たな知識を受け入れ、それを自分達なりに取り込む理解力と柔軟な思考。
江戸の科学者達の好奇心と探究心、創意工夫の試みと、その結晶である著作や器機類をご紹介します。

渋川春海 天文分野之図 大阪歴史博物館蔵 ※展示期間:【後期】8/1-9/2

イギリス製反射望遠鏡(間家伝来) 大阪歴史博物館蔵<国指定重要文化財>  ※展示期間:【後期】8/1-9/2

国友一貫斎作 反射望遠鏡 長浜城歴史博物館蔵<長浜市指定文化財> ※展示期間:【後期】8/1-9/2

ラランデ暦書訳述 国立天文台蔵

 

展示資料

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