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山内家のおひなさま

終了
土佐藩主山内家伝来のひな人形・ひな道具・嫁入り道具が一堂に

2023/01/01 - 2023/03/06

公家の装束を忠実に再現した「有職雛(ゆうそくびな)」、華やかな金蒔絵がほどこされた挟箱(はさみばこ)、貝桶(かいおけ)などのひな道具と、化粧道具(けしょうどうぐ)や膳椀(ぜんわん)といった嫁入り道具を展示します。土佐藩主山内家に伝わった気品溢れる調度品の数々をお楽しみください。
特集展示「王朝文化にあこがれて」では、平安時代に花開いた王朝文化にちなんだ美術工芸品を通して、古くから人々があこがれてやまない雅な世界へとご案内します。
開催期間 2023/01/01 - 2023/03/06
休館日 12/26~12/31 年末休館
観覧料 700円(常設展含む)(団体20名以上560円)
■高校生以下は無料
■高知城とのセット券/900円
*高知県・高知市長寿手帳所持者は無料
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳所持者と介護者(1名)は無料
●観覧券は当日のみ有効です。
備考※3月4日(土)・5日(日)は開館6周年イベント開催のため観覧無料

展示の見どころ

今年もお目見え 山内家に伝わるおひなさま

山内家に伝わるおひなさまは、「有職雛(ゆうそくびな)」と呼ばれる人形です。幾重にも重ねた衣裳から、冠、太刀、扇にいたるまで、公家の装束を忠実に再現したおひなさまです。その持ち主は、伏見宮家から山内家にお嫁入りした禎子(さちこ)女王。宮家出身の女性にふさわしい品格を持ったひな人形です。


画像:有職雛

 

小さくて愛らしいひな道具たち

土佐藩主山内家伝来のひな道具は約40種類。江戸時代後期、大名家の嫁入り道具をミニチュアにしたもので、その精巧さには目を見張ります。本展では、実際に使われていた調度品とひな道具を並べて展示します。小さくて愛らしいその姿を体感してみてください。


画像:雛道具(五重腕)

 

幸せを祈る文様

ひな道具にあしらわれたさまざまな文様にも注目。山内家に伝わるひな道具は、文様によって4種類に分けられます。持ち主が誰なのかは明らかになっていませんが、そのいずれもがおめでたい文様です。嫁入りの際に持参したとされるひな道具。そこには、娘の幸せを祈る親の気持ちが表されているのです。

画像:雛道具(黒棚・手箱・歯黒箱・文箱)

 

 

<特集展示 王朝文化にあこがれて>

平安時代の貴族たちを中心に花開いた王朝文化。人々は、物語を楽しみ、和歌を嗜み、それらを表すための書や料紙にも関心を寄せました。その優美な文化は後の時代においても人々の憧れの対象としてありつづけ、物語や和歌そのものに加え書画の主題や工芸品のデザインなど、さまざまなものに姿を変えて親しまれ、現代の私たちをも魅了しています。特集展示では、山内家に伝わった王朝文化にちなんだ美術工芸品を通して、その雅な世界へとご案内します。

 画像:板谷桂意広長 源氏物語画帖

 

画像:源氏物語

 

 画像:和歌色紙貼交帖

 

画像:山内豊敷 柿本人麻呂 

 

国宝・高野切を特別公開

「古今和歌集巻第二十(高野切本)(こきんわかしゅうまきだいにじゅう(こうやぎれぼん))」を特別公開。王朝文化を今に伝える至宝をじっくりご鑑賞いただけます。

1/1(日)~1/14(土)の限定公開。1/15(日)以降は複製展示。)

画像:古今和歌集巻第二十(高野切本)

 

〈展示構成〉

1)小さきものの世界 ひな道具

2)華やかなる世界 嫁入り道具

3)特集展示 王朝文化にあこがれて

展示資料一覧

展示資料一覧(PDF)

 

プレゼント

会場では、ペーパークラフト「山内家のおひなさま立版古」をお配りしています(お一人様1枚)。切り抜いて組み立てると、1段め:ひな人形、2段め:貝桶のパーツが完成します。

*画像 立版古 組み立てイメージ