城博で学ぶ

城博で学ぶ

高知城歴史博物館に来館して学ぶ

博物館に来館した際に活用していただけるプログラムをご紹介します。
展示室で「ほんもの」と出会ったり、「触る」「身につける」「作る」などの体験を通して日本の伝統文化に触れたり、博物館のことについてくわしく学んだりー。ここで過ごした時間が知的好奇心に満ちたかけがえのないものになるよう、様々なプログラムを用意しています。ぜひ、お気軽にご相談下さい。

  • 1.展示を見学する

    展示の見学をより深めるためのプログラムです。展示の見どころはどこ?どこに注目して見たらいいの?そこからどんなことが分かるの?など、見学するにあたっての、展示のおもしろさや見どころを分かりやすく紹介します。

  • 2.体験型学習で歴史や伝統文化にふれる

    展示の見学に「触る」「身につける」「作る」などの体験をプラスすることで、歴史や文化財、伝統文化への理解をより深めることができます。
    展示室の見学だけでは気づかなかった新たな発見や、新鮮な驚きに出会えるプログラムです。

  • 3.博物館の役割や仕事について知る

    博物館の役割や組織、文化財を守るための取り組み、展示の準備など、博物館の役割や仕事内容についてお話ししたり、博物館の施設内を案内したりします。また、学校のキャリア教育の一環で実施される職場体験(インターンシップ)の受け入れもおこなっています。

学習プログラム

1.展示を見学する

  • 時間
  • 場所
  • 費用
  • ルート例

※ホールは定員120名、実習室は40名です。

① 博物館ガイダンス

  • 15分程度
  • 1階ホール(もしくは実習室)
  • 無料

展示を見学する前に、1階のホールで展示室の大型映像コーナーの映像を視聴したり、職員が展示の見どころや見学のマナーについてお話ししたりします。はじめて博物館を訪れる児童・生徒におすすめです。

②展示解説

  • 20~40分程度
  • 3階展示室
  • 無料

展示室内を職員が分かりやすく解説しながらご案内します。
人数が多い場合は、複数のグループに分かれてご案内することもできます。

③ワークシートの活用

  • 20分~30分程度
  • 3階展示室
  • 無料

ワークシートを用いて、自分たちで展示室をじっくり見学することができます。

※ご連絡をいただければ、事前に児童・生徒の人数分をお送りすることもできます。
また以下のボタンからダウンロードすることもできます。

ダウンロード

④ミニ講座

  • 30~40分程度
  • 1階ホール(もしくは実習室)
  • 無料

特定のテーマについて、よりくわしく知るためのプログラムです。日本や土佐の歴史・文化について、博物館の所蔵資料や関係文献などを用いて分かりやすくお話します。

〈テーマ例〉
・山内一豊と高知城〜土佐藩のはじまり〜
・幕藩体制〜土佐藩の参勤交代〜
・土佐藩の財政を支えた特産品
・かな文字の誕生〜国宝古今和歌集の魅力〜

⑤調べ学習への協力

  • 30~40分程度
  • 1階ホール(もしくは実習室)、3階展示室
  • 無料

事前に送ってもらった質問事項に対して、展示室を案内したり、1階ホールでスライドを用いたりしながら解説をします。

※質問事項は、来館される1ヶ月前までにお送りください。

展示を
より楽しむために

展示をより楽しんでもらえるよう、補助具の無料貸し出しもおこなっています。
利用を希望される場合は、事前に館にご連絡ください。
※台数には限りがあります。

拡大鏡(タブレット、単眼鏡)
弱視や視野狭窄などの視覚障がいのある方向けや、美術工芸品の細かい意匠をじっくり観察したい時のために、単眼鏡やタブレット(カメラの拡大機能を拡大鏡として使用する)をご用意しています。タブレットは首からかけて使用することもできます。
音声ガイド(デジタル展示ガイド)
音声ガイドは、日本語以外に、英語・中国語・韓国語・タイ語のものもご用意しています。

博物館での約束

博物館を気持ちよく見学するために、
見学のマナーについての指導をお願いします。

  • 他の来館者の迷惑になりますので、展示室内では走り回ったり、大声で話したりしないでください。
  • 展示室内はボールペンやシャープペンシルは使用できません。メモをとる際は、鉛筆をご使用ください。

2.体験型学習で歴史や伝統文化にふれる

  • 時間
  • 場所
  • 費用
  • ルート例

※人数の目安は30名程度ですが、人数が多い場合は、複数のグループに分かれて対応することもできます。

① 武士の装い体験

  • 30~40分程度
  • 1階ホール(もしくは実習室)
  • 無料

刀や兜、陣羽織などの複製品(体験用道具)を用いてそのつくりや役割についてお話します。
触ったり、身につけたりする体験をとおして、重さや扱い方も体感してもらいます。

※刀は模造刀を用います。
刃先は鋭くとがっていますので、取り扱いには十分な注意が必要です。

②日本の伝統文化体験

  • 40分程度
  • 1階和室
  • 茶道体験のみ材料費がかかります

平安時代に完成されたかな文字、室町時代に生まれ江戸時代を通じて武士のたしなみでもあった茶の湯や能。体験をとおして、その歴史や作法などについてご紹介します。

※茶道体験をご希望の場合は、1か月前までにご相談ください。

③むかしの物作り体験 ~和本をつくってみよう~

  • 60分程度
  • 1階実習室
  • 250円※材料費

和紙をこよりや糸で綴じてつくる、和綴じ本(和本)。
その製本技術を用いてメモ帳を作成し、和本の歴史やつくりをご紹介します。

※作った作品は、お持ち帰りいただけます。
※1か月前までにご相談ください。

④ 高知城探検

  • 60~90分程度
  • 1階ホール、3階展示室、高知城
  • 無料
  • 博物館-追手門-石樋【いしどい】-井戸跡-
    三ノ丸-天守の守り-詰門-
    二ノ丸-本丸御殿-天守-(現地解散)

博物館の展示や大型映像で事前学習をした後、高知城を歩きながら、高知城の歴史や役割、建造物などについて解説します。

※団体で高知城懐徳館に入館される場合は、学校側で高知城管理事務所に利用届を提出する必要があります。(高知城管理事務所:TEL 088-824-5701)
※学校での事前学習のために、教材用DVD(高知城)をお貸しすることもできます。
※散策用ワークシートもご用意しています。ご連絡をいただければ、事前に児童・生徒の人数分をお送りすることもできます。以下のボタンからダウンロードすることもできます。

ダウンロード

⑤城下町探検

  • 90分程度
  • 1階ホール、3階展示室、城下町
  • 無料
  • 博物館-参勤交代道(追手筋)-
    山内容堂生誕地-藩校教授館跡(北会所跡)-
    武市半平太最期の地(南会所跡)-
    板垣退助生誕地-後藤象二郎生誕地-
    (重要文化財)山内家下屋敷長屋-博物館

博物館を拠点に、坂本龍馬や板垣退助の誕生地、重要文化財の山内家下屋敷長屋など、周辺の史跡やゆかりの地を歩きながら江戸時代の城下町の様子についてご紹介します。

※散策中は、引率の先生と相談をして、適宜休憩を取ります。
※博物館1階の城下町情報コーナーで、博物館周辺の史跡や文化財についての情報を検索して、自分だけの見学コースを設定することもできます。
※散策用ワークシートもご用意しています。ご連絡をいただければ、事前に児童・生徒の人数分をお送りすることもできます。以下のボタンからダウンロードすることもできます。

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3.博物館の役割や仕事について知る

  • 時間
  • 場所
  • 費用
  • ルート例

①博物館の仕事ガイダンス

  • 30分程度
  • 1階ホール(もしくは実習室)
  • 無料

博物館ではどんな人が働いているのか、どんな仕事をしているのかを、スライドを使ってお話しします。

〈テーマ例〉
・博物館ってどんなところ?
・学芸員のお仕事
・文化財を守り伝える仕事〜文化財のお医者さん〜

②博物館探検

  • 40~60分程度
  • 1階ホール(もしくは実習室)、館内各所
  • 無料

文化財を守るための取り組みや、展示室で資料の魅力を最大限に伝えるための工夫など、博物館の施設を見学しながら、博物館の役割や学芸員の仕事について説明します。

※人数の目安は15~20名程度ですが、人数が多い場合は、複数のグループに分かれて案内することもできます。

職場体験(インターンシップ)もできます!

学校がキャリア教育の一環として実施している職場体験(インターンシップ)の受け入れもおこなっています。
資料の取り扱いや講座・催事の準備、受付業務など、博物館のさまざまな業務を体験します。
日本の歴史や文化に興味がある方、博物館の業務についてくわしく知りたい方に最適です。
生徒の皆さんのキャリア学習にお役だてください。

※学校以外からの申し込みは受け付けておりません。
※受け入れの時期については、お問い合わせください。